「表現行列②」では基底変換行列を用いて表現行列を求めていこうと思います!
「表現行列①」では定義から表現行列を求めましたが,今回の求め方も試験等頻出の重要単元です.是非しっかりマスターしてしまいましょう!
表現行列
表現行列とは何かということに関しては「表現行列①」で定義しましたので,今回は省略します.
まず,冒頭から話に出てきている基底変換行列とは何でしょうか?
それを定義するところからはじめます
基底の変換行列
各ベクトル空間の基底の間に成り立つ関係を行列で表したものを基底変換行列といいます.
とは言いつつもこの基底変換行列がどのように役に立ってくるのかはここまでではわからないと思いますので,実際に以下の「定理:表現行列」を用いて例題をやっていく中で理解していくと良いでしょう
定理:表現行列
さて,定理が長くてまいってしまうかもしれませんので,
例題の前に定理を用いて表現行列を求めるstepをまとめておいてから例題に移りましょう.
表現行列を「定理:表現行列」を用いて求めるstep
では,このstepを意識して例題を解いてみることにしましょう
例題:表現行列
それでは,例題を参考にして問を解いてみましょう.
問:表現行列
以上が,「表現行列②」です.
この問題は線形代数の中でもかなり難しい問題になります.
やることが多く計算量も多いため間違いやすいですが例題と問を通してしっかりと解き方をマスターしてしまいましょう!
では、まとめに入ります!
「表現行列②」まとめ
入門線形代数記事一覧は「入門線形代数」