表現行列は3記事に分けて説明していきます.「表現行列①」は表現行列の1記事目です.
「表現行列①」では,表現行列の定義とその定義に忠実に表現行列を計算できるようになっていこうと思います!!
表現行列
表現行列とはベクトル空間上の基底を用いて線形写像を表していくことです.
といっても実際にどうなるのか定義していきましょう.
表現行列
何となく基底を用いて線形写像を表現しているのだろうなということはわかっていただけるかと思います.
では,この定義を用いて実際に表現行列を求めていくことにしましょう.
定義に沿って例題を解いていくことにします.
例題:表現行列
以上の例題から表現行列を求めるstepをまとめておきましょう.
表現行列を求めるstep
では,例題とstepを用いて力試しとして問を解いていくことにしましょう
問:表現行列
以上が,「表現行列①」です.
冒頭にも話しましたが表現行列はこの後「表現行列②」「表現行列➂」と続きます.
「表現行列②」では定義からではなく公式のようなものを扱って表現行列を求めていきます.
「表現行列➂」では②を利用して線形変換という特別な線形写像に対して公式を扱います.
どれも試験等で必須なうえ苦手な人が多い単元なので,しっかり復習してマスターしましょう
それでは、まとめに入ります!
「表現行列①」まとめ
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